親子をとりもつロケンロー
名古屋の元ロックバー店主(37)が新旧の類似したアルバムを 約2枚ほど取り上げて比較・紹介してみます。
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"James Brown" vs それ以外


追悼。

しかも今回はjbが唯一無二すぎて"vs"がつけられない。
73歳だったそうで、意外と若いと感じましたがいかがでしょう。

jbは、それはもちろん素晴らしいソウルシンガーであり、"the hardest working man in the show biz"であったわけですが、彼にはコンダクター、指揮者としての立ち位置が非常に強いと感じます。彼がバンドの全てを掌握し、演奏の決定権を握り、そして最終的にはjbが一番目立つ、っていう。
彼がバンドのメンバーが演奏においてミスをすると罰金を課していたという噂は有名ですね。

彼が"funk"を最初に"funk"たらしめたことは間違いなく、シンコペーションの多用、ポリリズムとミニマルな展開、そして「間」。彼の登場なくして現在のブラックミュージックシーンはありえません。

彼の資質を
・素晴らしい奏者
・コンダクター
・目立つ
だとすればフォロワーは誰か。

真っ先に思いつくのがsly stoneにmiles davis。(今、"kind of blue"を聴いています。)

sly stoneはサンフランシスコでラジオのdjとして名を馳せ、そしてポスト公民権運動くらいの時期に黒人と白人の混成バンドsly & the family stoneを結成します。公民権運動とフラワームーブメントの融合が産み落としたバンドと言えるでしょう。slyは時に鍵盤、時にギターを引きながら歌い、バンドを引っ張り、オーディエンスを煽りまくったのでした。しかしやることが早すぎた。ドラッグに溺れた彼のサウンドはどんどん内省的になり(個人的にはこの時期のslyの音の方が好きだけど)"there is a riot going on"アルバムで頂点を極めた後、アルバム数枚を残してシーンからほぼ遠ざかってしまいます。
彼らの肝はもちろんslyの存在ですが、ドラマーが白人ってのもポイントな気がします。リズムさえキープしてくれればオッケーよ、っていう。実際slyはリズムマシーンを多用しました。これはhip hopにもつながっていきますね。

milesで最もファンキーといえるアルバムは"on the corner"。彼は流行りものに敏感で、いつでも自分がナンバー1でなければならなくて、micheal jacksonのブレイクで「彼の着ている服のテイラーは誰だ?」と尋ねたという逸話が残っています。僕はいま菊地成孔の「東京大学のアルバート・アイラー」を読んでいて、その受け売りです、ここんとこ。で、"on the corner"で彼はポリリズムを大胆に導入し、ほぼ1コードで、そしていろんな民族楽器を取り入れたサウンドを展開します。もうとにかくファンキー。ジャケもファンキー。必聴。

まあ、milesがjbのフォロワーだ、というのは語弊がありますが、jbを意識したというのは絶対にあります。

そしてp-funkの登場。george clintonですね。
最初はfunkadelicとしてサイケロックをファンク化させたような音をやっていましたが、parliamentではテンポを極端に落としてズンドロ・ファンクサウンドを展開します。jbのバンドにいたbootsy collinsの加入はp-funkに絶対的な変化を与えたはずです。
bootsyと言えばベースが素晴らしいのももちろんですが、独特の歌唱にも注目です。bootsy's rubber bandなんかも聴いてみましょう。

p-funkまでが演奏によりfunkを奏でていたのに対し、ターンテーブルで「ファンキーだ」と思ったレコードを鳴らし、歌わなくたっていいじゃん、とラップし、ぐるぐると踊ったのがhip hopです。うーん、hip hopの説明はこれでいいのか?ま、でもそんな感じです。貧しい黒人街のストリートから生まれたhip hopは現在ではシーンの中心にいて、且つ商業化されていますyo。本物を聴きましょう、ってことでa tribe called questの"the low end theory"とthe rootsの"Do You Want More?!!!??!"を挙げておきます。後者は生演奏ですが。

そんなこんなでjbさんよ、本当にお疲れ様でした。ショービズ界一の働き者にやっと休息のときがきましたね。おっと、何度か塀の中で休息してるか。いやいや、ゆっくり休んでください。あなたの残したものはいろんな形で引き継がれていくことでしょう。r.i.p.

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